新小平クリニック
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朝起きると頭痛がする

良くならない不安に次の一歩を│ほっとかろやか » 頭が痛い(頭痛)ときの状況から考えられる原因や対処法を知る » 朝起きると頭痛がする
もくじ

「朝起きたときから頭が痛い」「寝たはずなのに、起床時に頭が重い」――そんな症状に悩んでいませんか?
朝の頭痛が続くと、一日の始まりから気分が沈み、仕事や学校、家事に取りかかるのもつらくなってしまいます。

朝起きると頭痛がする場合、睡眠不足だけでなく、睡眠の質の低下、首や肩のこわばり、片頭痛、緊張型頭痛、薬の使いすぎ、睡眠時無呼吸、血圧の変動、自律神経の乱れなどが関係していることがあります。

また、検査で異常がない場合でも、寝ている間の姿勢、歯ぎしり、呼吸の状態、ストレス、冷え、体質の偏りなどが頭痛に影響していることがあります。

ここでは、朝起きると頭痛がする原因を医学的な視点から整理し、西洋医学と東洋医学の両面から、改善のヒントをお伝えします。

「朝起きると頭痛がする」とき、
一般的に考えられる
病気・診断名

朝起きると頭痛がする場合、一般的には「寝不足」「疲れ」と考えられがちですが、実際には以下のような疾患や状態が関係している可能性があります。

  • 緊張型頭痛
    首や肩、後頭部まわりの筋肉がこわばることで、頭が締めつけられるように痛むことがあります。寝ている間の姿勢や枕の高さ、歯ぎしりなどが影響する場合もあります。
  • 片頭痛
    ズキズキと脈打つような頭痛が起こり、吐き気、光や音への過敏を伴うことがあります。睡眠不足だけでなく、寝すぎや生活リズムの乱れがきっかけになることもあります。
  • 睡眠時無呼吸症候群
    睡眠中に呼吸が止まる、または浅くなることで、朝の頭痛、日中の眠気、熟睡感のなさ、いびきなどにつながることがあります。
  • 薬剤の使用過多による頭痛
    頭痛薬を頻繁に使っている場合、かえって頭痛が起こりやすくなることがあります。朝起きたときから頭痛がある場合、薬の使用頻度を確認することも大切です。
  • 血圧の変動
    朝方の血圧変動により、頭重感や頭痛を感じることがあります。高血圧を指摘されている方や、起床時に動悸・めまいを伴う場合は注意が必要です。
  • 自律神経の乱れ
    睡眠不足、ストレス、疲労、生活リズムの乱れにより、自律神経のバランスが崩れ、朝の頭痛、だるさ、めまい、吐き気などが出ることがあります。

このように「朝起きると頭痛がする」場合、頭だけの問題ではなく、睡眠の質、首肩のこわばり、呼吸、薬の使い方、血圧、自律神経が重なっていることがあります。

※朝の頭痛で確認したい睡眠のサイン

朝起きたときに頭痛がある場合、睡眠時間だけでなく、睡眠の質も確認することが大切です。

いびきが大きい、寝ている間に呼吸が止まっていると言われる、朝起きても疲れが取れない、日中に強い眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群などが関係していることがあります。

また、歯ぎしり、食いしばり、枕の高さ、寝返りの少なさなどが、首肩のこわばりや朝の頭痛につながることもあります。

病院で「異常なし」と
言われるときに
考えられる要因

医学的に説明がつく要因(身体面)

朝の頭痛は、脳の画像検査や血液検査で大きな異常が見つからなくても、身体の働きや生活習慣の影響で起こることがあります。

  • 枕の高さや寝姿勢が合わず、首や肩がこわばっている
  • 歯ぎしりや食いしばりで、顎やこめかみに力が入っている
  • 睡眠不足や寝すぎで、片頭痛が起こりやすくなっている
  • いびきや睡眠中の呼吸の乱れで、熟睡できていない
  • 夜間の脱水や飲酒により、起床時に頭が重くなっている
  • 頭痛薬を頻繁に使い、頭痛が起こりやすい状態になっている
  • 朝方の血圧変動や自律神経の切り替えが影響している

これらは、検査で明確な異常として出にくい一方、実際には睡眠の質、筋肉の緊張、呼吸、自律神経、生活リズムが頭痛に影響している状態です。

そのため、「異常なし」と言われても、朝の頭痛が気のせいというわけではありません。

心身の反応による要因
(心・自律神経面)

心身の反応による要因

朝起きると頭痛がする背景には、心身の緊張や自律神経の乱れが関係していることもあります。

ストレスや不安が続くと、寝ている間も身体が緊張しやすく、首肩や顎に力が入りやすくなります。
また、眠りが浅くなることで、朝に疲れや頭重感が残りやすくなります。

  • 寝る前まで仕事や学校のことを考えている
  • 朝起きた瞬間から不安や緊張がある
  • 眠りが浅く、何度も目が覚める
  • 朝からだるさやめまい、吐き気もある
  • 「また頭痛で一日が始まる」と不安になる

このような状態では、不安や緊張が睡眠の質を下げ、睡眠の質の低下がさらに朝の頭痛を強めることがあります。

朝の頭痛を改善するには、頭痛そのものだけでなく、睡眠、疲労、ストレス、自律神経の切り替えも含めて見直すことが大切です。

西洋医学の「異常なし」の
壁と東洋医学の役割

西洋医学での「異常なし」の意味

朝の頭痛で検査を受け、「脳に大きな異常はありません」と言われると安心する一方で、「では、なぜ毎朝頭が痛いのか」と不安が残ることがあります。

西洋医学の検査は、脳出血、腫瘍、炎症、感染症など、画像や数値で確認できる異常を見つけることに優れています。

一方で、睡眠の質の低下、首肩の筋肉のこわばり、歯ぎしり、ストレス反応、自律神経の乱れ、冷えや体質の偏りなどは、検査結果に表れにくいことがあります。

そのため、検査で異常がない場合でも、頭痛が起こる時間帯や睡眠、姿勢、生活背景、体質を含めて見る視点が必要です。

東洋医学が着目するもの

東洋医学では、朝の頭痛を、頭だけの問題ではなく、「気」「血」「水」の巡りや、冷え、疲労、睡眠の質、胃腸の働きとの関係から捉えることがあります。

  • 気の滞り(気滞・気鬱)
    ストレスや緊張が続き、気の巡りが滞ることで、頭の張り、首肩のこわばり、胸のつかえにつながることがあります。
  • 血の巡りの悪さ(瘀血)
    肩こり、冷え、目の疲れ、慢性的な痛みがある場合、血流の停滞が頭痛に関係することがあります。
  • 水の滞り(水滞・水毒)
    朝に頭が重い、むくみやめまいを伴う、雨の日に悪化しやすい場合、水分代謝の乱れが関係することがあります。
  • 血の不足(血虚)
    疲れやすい、眠りが浅い、めまい、目の疲れを伴う場合、身体を養う力の不足として捉えることがあります。
  • 冷えによる巡りの低下
    首元や肩まわりが冷えることで筋肉がこわばり、起床時の頭痛につながることがあります。

体質や症状に応じて、葛根湯、川芎茶調散、五苓散、釣藤散、当帰芍薬散、加味逍遙散などが検討されることがあります。

ただし、同じ「朝起きると頭痛がする」という症状でも、体質によって合う漢方は異なります。
自己判断で長く続けるのではなく、医師に相談しながら選ぶことが大切です。

一時的な対処法・セルフケア

一時的な対処方法・セルフケア

朝起きると頭痛がする方は、起床後だけでなく、寝る前の過ごし方や睡眠環境を見直すことが大切です。

  • 枕の高さや寝姿勢を見直す
  • 寝る前のスマホやPCの使用を控える
  • 就寝・起床時間を大きく乱さない
  • 寝る前の飲酒やカフェインを控える
  • 起床後に水分を少しずつとる
  • 首や肩をゆっくり動かし、こわばりをほぐす
  • 頭痛薬を使う頻度を記録する
  • いびき、日中の眠気、熟睡感のなさを確認する

セルフケアで一時的に楽になることもありますが、朝の頭痛が繰り返される場合や、日常生活に支障が出ている場合は、原因を整理することが大切です。

西洋医学的な診断だけでなく、睡眠・首肩・自律神経・体質まで含めた総合的なアプローチを検討しましょう。

病院にかかるべきタイミング

朝起きると頭痛がする場合でも、すべてが睡眠不足や肩こりによるものとは限りません。
下記のような場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

  • 突然、今までにない激しい頭痛が起こった
  • 頭痛で夜中や明け方に目が覚める
  • 横になると頭痛が悪化する
  • 吐き気や嘔吐を伴い、だんだん悪化している
  • 手足のしびれ、麻痺、ろれつが回らない症状がある
  • 視界がぼやける、物が二重に見える、視野が欠ける
  • 発熱、首の硬さ、意識がぼんやりする症状がある
  • 朝の頭痛に加えて、大きないびきや日中の強い眠気がある
  • 頭痛薬を頻繁に使っている
  • 頭痛の頻度や強さがだんだん増している

特に、突然の激しい頭痛、神経症状、発熱や意識障害を伴う頭痛、横になると悪化する頭痛は、早急な受診が必要になることがあります。

「朝だけだから」と自己判断せず、いつもと違う頭痛や強い症状がある場合は、早めに相談しましょう。

受診先の選び方

初めて受診する場合

初めて相談する場合は、まず内科や脳神経内科、脳神経外科などで、危険な頭痛が隠れていないか確認しましょう。

いびきや日中の眠気、熟睡感のなさが強い場合は、睡眠時無呼吸症候群を診る医療機関や、呼吸器内科、耳鼻咽喉科などが相談先になることもあります。

受診時には、以下のような情報をメモしておくと診察で伝えやすくなります。

  • 朝起きてすぐ痛いのか、起床後しばらくして痛くなるのか
  • 痛む場所は、こめかみ・後頭部・頭全体・片側のどこか
  • ズキズキする、締めつけられる、重いなど痛み方
  • 吐き気、めまい、光や音のつらさを伴うか
  • いびき、日中の眠気、熟睡感のなさがあるか
  • 首肩こり、歯ぎしり、食いしばりがあるか
  • 頭痛薬をどのくらい使っているか
  • 睡眠時間、就寝・起床時刻、飲酒との関係

「朝起きると頭痛がする」と伝えるだけでなく、睡眠や首肩、薬の使用頻度、日中の眠気との関係を伝えることで、原因を整理しやすくなります。

他院で「異常なし」と言われた場合

検査で異常がないのに、朝の頭痛がくり返す場合は、睡眠の質・首肩のこわばり・歯ぎしり・自律神経・薬の使い方・体質を含めて総合的に見直す視点が必要です。

特に、頭痛だけでなく、だるさ、めまい、吐き気、動悸、不眠、喉のつかえなどが重なっている場合は、心と身体の両面から整理することが大切です。

西洋医学で重大な病気を確認しながら、東洋医学的に体質や巡りを整えることで、朝の頭痛が起こりにくい状態を目指せることがあります。

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