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頭痛があるのに異常なしと言われた

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もくじ

「頭が痛いのに、検査では異常なしと言われた」「脳に問題はないと言われたけれど、頭痛が続いていて不安」――そんな悩みを抱えていませんか?

頭痛があるのに「異常なし」と言われると、重大な病気ではなかった安心感がある一方で、「では、なぜ痛いのか」「このまま我慢するしかないのか」と不安が残ることがあります。

しかし、検査で異常が見つからないことは、頭痛が気のせいという意味ではありません。
片頭痛や緊張型頭痛、自律神経の乱れ、首肩こり、睡眠不足、ストレス反応など、画像や血液検査では分かりにくい要因が関係していることがあります。

ここでは、頭痛があるのに異常なしと言われるときに考えられる原因や、次に相談すべき受診先、心身の両面から見直すポイントを整理します。

「頭痛があるのに異常なし」とは
どういう状態?

頭痛で医療機関を受診し、CTやMRI、血液検査などで「異常なし」と言われた場合、多くは脳出血や脳腫瘍、感染症など、命に関わる重大な病気が見つからなかったという意味です。

これは大切な安心材料です。
一方で、頭痛そのものが消えるわけではないため、「原因が分からないまま痛みだけが残っている」と感じる方もいます。

頭痛には、検査で原因となる病気が見つかるものだけでなく、脳や血管、筋肉、自律神経の働き方が関係するタイプもあります。

そのため、「異常なし」と言われた場合でも、痛み方や起こるタイミング、生活背景を整理することで、改善の糸口が見つかることがあります。

※一次性頭痛と二次性頭痛とは

頭痛は大きく、頭痛そのものが病気として起こる「一次性頭痛」と、別の病気が原因で起こる「二次性頭痛」に分けられます。

一次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。検査で大きな異常が見つからなくても、頭痛が繰り返し起こることがあります。

一方、二次性頭痛は、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎、外傷など、別の病気が原因で起こる頭痛です。突然の激しい頭痛や麻痺、発熱、意識障害などを伴う場合は、早急な受診が必要です。

頭痛があるのに
異常なしと言われるとき、
一般的に考えられる病気・診断名

検査で異常なしと言われても、頭痛の原因がまったくないとは限りません。
次のような頭痛や状態が関係していることがあります。

  • 片頭痛
    こめかみ周辺がズキズキ痛む、光や音がつらい、吐き気を伴うなどの症状が出ることがあります。検査では異常が見つからないことも多い頭痛です。
  • 緊張型頭痛
    首や肩、後頭部の筋肉がこわばり、頭全体が締めつけられるように痛む頭痛です。長時間の同じ姿勢やストレス、眼精疲労が関係することがあります。
  • 群発頭痛
    片側の目の奥をえぐられるような激しい痛みが、一定期間くり返し起こる頭痛です。目の充血や涙、鼻水を伴うことがあります。
  • 薬剤の使用過多による頭痛
    市販薬や鎮痛薬を頻繁に使うことで、かえって頭痛が慢性化することがあります。
  • 自律神経の乱れ
    ストレス、睡眠不足、生活リズムの乱れなどにより、頭痛、めまい、だるさ、動悸などが出ることがあります。
  • 首肩こり・眼精疲労
    スマホやPC作業、姿勢の悪さ、噛みしめなどが頭痛につながることがあります。

このように「頭痛があるのに異常なし」と言われる場合、画像や数値で分かる異常ではなく、神経・筋肉・血流・生活習慣・ストレス反応が関係していることがあります。

病院で「異常なし」と
言われるときに
考えられる要因

医学的に説明がつく要因(身体面)

頭痛は、脳の画像検査で異常がなくても、身体の働きの乱れによって起こることがあります。

  • 首や肩の筋肉がこわばり、血流が悪くなる
  • 目の疲れや噛みしめにより、こめかみ周辺の筋肉が緊張する
  • 睡眠不足や寝すぎにより、血管や自律神経の調整が乱れる
  • 低気圧や天候の変化で片頭痛が誘発される
  • 空腹、脱水、カフェイン、アルコールなどが頭痛のきっかけになる
  • 鎮痛薬の使用回数が増え、頭痛が慢性化する

これらは、CTやMRIで「異常」として映るものではないため、検査では異常なしと言われることがあります。

しかし、実際には身体の使い方、生活リズム、血流、自律神経の反応が頭痛に影響していることがあります。

心身の反応による要因
(心・自律神経面)

心身の反応による要因

頭痛が続く背景には、心身の緊張や自律神経の反応が関係していることもあります。

ストレスを受けると、身体は無意識に緊張し、交感神経が優位になります。
その状態が続くと、首や肩の筋肉がこわばったり、呼吸が浅くなったり、睡眠の質が下がったりして、頭痛が起こりやすくなります。

  • 仕事や学校のプレッシャーが続いている
  • 人間関係のストレスを抱えている
  • 「また頭痛が出るかも」と不安になる
  • 眠りが浅く、疲れが取れていない
  • 頭痛のせいで予定を立てにくくなっている

このような場合、心の負担が身体の緊張を生み、身体の緊張がさらに頭痛を強めるという悪循環が起こることがあります。

頭痛を改善するには、痛みだけでなく、睡眠・疲労・ストレス・不安なども含めて見直すことが大切です。

西洋医学の「異常なし」の
壁と東洋医学の役割

西洋医学での「異常なし」の意味

西洋医学の検査で「異常なし」と言われることは、脳や血管などに重大な病気が見つからなかったという意味では、とても大切な結果です。

一方で、片頭痛や緊張型頭痛、自律神経の乱れ、筋肉のこわばり、睡眠不足、ストレス反応などは、画像や血液検査だけでは見えにくいことがあります。

つまり、「異常なし」は「頭痛がない」「気のせい」という意味ではありません。
数値や画像に出にくい不調が残っている可能性を考える必要があります。

東洋医学が着目するもの

東洋医学では、頭痛を痛む場所だけでなく、体質や生活環境、冷え、のぼせ、気血水の巡りなどから捉えます。

  • 気の滞り(気鬱)
    ストレスや我慢が続き、気の巡りが滞ることで、頭や首まわりの重さ・痛みにつながることがあります。
  • 血流の停滞(瘀血)
    肩こり、冷え、目の疲れを伴う場合、血の巡りの悪さが頭痛に影響していることがあります。
  • 水の滞り(水毒)
    雨の日や低気圧で頭痛が出やすい、むくみやめまいを伴う場合に関係することがあります。
  • のぼせ・熱の偏り
    こめかみの痛み、顔のほてり、イライラなどを伴う場合に考えられます。

体質や症状に応じて、釣藤散、五苓散、半夏白朮天麻湯、加味逍遙散、葛根湯などが検討されることがあります。

ただし、漢方薬は頭痛のタイプや体質によって合うものが異なります。
自己判断で続けるのではなく、医師に相談しながら選ぶことが大切です。

一時的な対処法・セルフケア

一時的な対処方法・セルフケア

頭痛があるのに異常なしと言われた場合でも、生活の中で頭痛を和らげる工夫が役立つことがあります。

  • 頭痛が出る時間帯・天気・食事・睡眠状況を記録する
  • 首や肩を温め、こわばりをゆるめる
  • スマホやPCを見る時間を区切る
  • 水分をこまめにとる
  • 空腹のまま長時間過ごさない
  • 睡眠時間を大きく乱さない
  • カフェインやアルコールの摂りすぎに注意する
  • 鎮痛薬を使う回数を記録する

ただし、セルフケアで一時的に楽になっても、頭痛が何度も繰り返される場合は、原因を改めて整理することが大切です。

特に、市販薬を飲む回数が増えている場合や、生活に支障が出ている場合は、早めに医師へ相談しましょう。

病院にかかるべきタイミング

一度「異常なし」と言われていても、頭痛の状態が変わった場合は、再度受診が必要になることがあります。

  • 突然、今までにない激しい頭痛が起こった
  • 手足のしびれ、麻痺、ろれつが回らないなどの症状がある
  • 発熱、首の硬さ、意識がぼんやりする症状を伴う
  • 頭痛の頻度や強さがだんだん増している
  • 吐き気・嘔吐・めまいが強い
  • 頭を打ったあとから頭痛が続いている
  • 市販薬を飲む回数が増えている
  • 頭痛の不安で仕事や学校、家事に支障が出ている

「前に異常なしと言われたから大丈夫」と決めつけず、いつもと違う頭痛や強い症状がある場合は、早めに相談しましょう。

受診先の選び方

初めて受診する場合

頭痛で初めて受診する場合は、まず内科、脳神経内科、脳神経外科、頭痛外来などで、重大な病気が隠れていないかを確認しましょう。

受診時には、以下のような情報をメモしておくと診察で伝えやすくなります。

  • いつから頭痛があるのか
  • どこが痛むのか
  • ズキズキするのか、締めつけられる感じか
  • 吐き気、めまい、光や音のつらさがあるか
  • どんな場面で悪化するのか
  • 市販薬をどのくらい使っているか
  • 睡眠やストレスとの関係があるか

他院で「異常なし」と言われた場合

検査で異常なしと言われても頭痛が続く場合は、頭だけでなく、首肩の緊張、自律神経、睡眠、ストレス、体質を含めて総合的に見直す視点が必要です。

特に、頭痛に加えて、めまい、吐き気、動悸、だるさ、喉のつかえ、不眠などが重なっている場合は、心と身体の両面から整理することが大切です。

西洋医学で重大な病気を確認しながら、東洋医学的に体質や巡りを整えることで、頭痛が起こりにくい状態を目指せることがあります。

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