夜になるとお腹が痛む、寝ようとするとお腹が重い——。
昼間は平気なのに、夜だけ腹痛が出ると、不安で眠れなくなってしまいます。
検査では異常がなく、「冷えや食べ過ぎでは」と言われても、毎晩のように痛みがあるとつらいですよね。
このような腹痛は、消化器の働きと自律神経のリズム、そして心理的な緊張が関わっていることがあります。
これらの多くは検査では異常がなく、“機能性腹痛”として扱われます。
夜間は身体が休むモードに入る時間帯ですが、自律神経やホルモンのバランスが乱れると、内臓の動きも不安定になります。
以下のような要因も腹痛を引き起こします。
これらが組み合わさることで、「寝るときだけ痛い」「夜中に痛みで目が覚める」といった症状が現れます。

夜は本来、副交感神経が働きリラックスする時間ですが、日中のストレスや不安を引きずると、交感神経が強く働き続けてしまいます。
例えば、以下のような状況はありませんか?
このように、「心の緊張が身体に残る」ことで、腹部の痛みとして表れることがあります。
重大な病気がないという意味では安心できますが、夜間の腹痛は多くが機能的な異常(動きやリズムの乱れ)によるものです。
東洋医学では、体質に応じて、「当帰芍薬散」「桂枝加芍薬湯」「半夏厚朴湯」などを用い、血流と自律神経を整え、心身のリズムを調和させていきます。

ご自身で一時的に症状を和らげる対策としては、以下のような方法があります。
夜の腹痛は「休めていない身体」のサインかもしれません。身体を温め、安心して眠れる環境を整えましょう。
上記はあくまで一時的なケアです。根本的な症状改善のために医師への相談が安心です。
以下のような場合は、まず内科や消化器内科で検査を受けましょう。
夜の腹痛は放置すると、睡眠の質や免疫にも影響します。
まずは消化器内科での検査を行い、内臓に異常がない場合は、心身を総合的に診る医療機関への相談を検討してください。
大きな病気が隠れている場合もありますので、まずは、内科・消化器内科で基本的な胃腸の検査を受けましょう。
その際、食後~夜間の症状を具体的に伝えましょう。
心と身体、西洋医学と東洋医学の両面から診る総合診療科の受診をおすすめします。
自律神経・ホルモン・体質・心のバランスを整える治療を受けるのが効果的です。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30〜19:30 | ● | ● | ● | ● | ○ | □ |
| 担当医 | 院長 | 院長 | 院長 | 院長 | ※ | 院長 |
○:金曜日の診療時間は9時〜12時、13時半〜17時
□:土曜日の診療時間は13時半〜19時半
※:国立精神・神経医療研究センターからの派遣医師による診療
【休診日:土曜午前、日曜】
クリニック
富田先生
夜の腹痛は、心と身体が「もう少し休ませてほしい」と訴えているサインかもしれません。
検査で異常がなくても、痛みは確かに存在します。原因も確かに存在します。
休むことも“治療のひとつ”と考え、遠慮なく相談してください。
富田先生