夜、眠ろうとすると頭がズキズキと痛む。「昼間は平気なのに、寝るときだけ痛くなるのはなぜ?」と不安に感じていませんか?
検査では異常が見つからず、「寝不足や肩こりでは」と言われることもありますが、毎晩のように痛みがあると、眠るのが怖くなってしまう方も少なくありません。
実は、就寝時の頭痛は、血流や姿勢の変化・自律神経の働き・ストレスの反応など、日中とは異なる「夜の身体のリズム」が関係していることがあります。
ここでは、西洋医学と東洋医学の両面から、寝るときの頭痛の原因と向き合い方を解説します。
「寝るときに頭痛がする」とき、次のような疾患や状態が関係していることがあります。
これらは、明確な病気として診断されることもありますが、多くの場合、「異常なし」と言われながらも痛みが続く“機能的な不調” が背景にあります。
寝る姿勢や環境の変化によって、頭の血流や神経の働きが一時的に乱れ、頭痛を引き起こすことがあります。
これらは「形の異常」ではなく、“身体の使い方や環境”が関わる不調です。
数値や画像には現れにくいため、「異常なし」と言われやすいのが特徴です。

夜間は副交感神経が優位になり、身体がリラックスモードに切り替わります。
しかし、ストレスや緊張、不安が続いていると、この切り替えがうまくいかず、交感神経が過剰に働いたままになり、血管の収縮や筋肉のこわばりが起こります。
こうした心身の反応による頭痛は、身体と心を同時に整える視点が必要です。
西洋医学で「異常なし」とは、脳や血管に病的変化がないということです。しかしそれは「あなたの頭痛が存在しない」という意味ではありません。
検査では、血管の過敏反応や筋肉の微細な緊張、気温・気圧への反応性など、“機能の乱れ”は数値化されにくく、診断が難しいことがあります。
東洋医学では、「夜は陰が極まり、身体を休める時間」とされます。 そのバランスが崩れると、頭痛や不眠などの不調が起こると考えられています。
漢方では、「釣藤散(ちょうとうさん)」「加味逍遙散(かみしょうようさん)」「当帰芍薬散」などを体質や症状に合わせて用い、血流や神経のバランスを整えていきます。

一時的に症状を和らげる方法として、以下の例があります。
これらはあくまでも一時的なセルフケアです。繰り返す頭痛には根本的な体質改善やストレスケアが必要です。
「異常なし」と言われてもつらいときは、セカンドオピニオンとして、総合診療ができる医療機関の受診を検討しましょう。
頭痛が“夜限定”であっても、以下のような症状が気になった場合、放置せず早めに受診しましょう。
例えば…
重大な疾患の除外と同時に、生活習慣やストレスの影響を丁寧に診ていくことが大切です。
まずは脳神経内科や頭痛外来で脳・血管の異常を除外しましょう。
「夜だけ痛む」「寝つくときに起こる」など、症状の出方を具体的に伝えることが重要です。
症状が続く場合は、自律神経・ホルモン・血流のバランスも診ることができる総合診療ができる医療機関へ行くことをおすすめします。
西洋医学で構造を確認し、東洋医学で体質・気血の流れ・心身の調和を整えることで、根本改善を目指します。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30〜19:30 | ● | ● | ● | ● | ○ | □ |
| 担当医 | 院長 | 院長 | 院長 | 院長 | ※ | 院長 |
○:金曜日の診療時間は9時〜12時、13時半〜17時
□:土曜日の診療時間は13時半〜19時半
※:国立精神・神経医療研究センターからの派遣医師による診療
【休診日:土曜午前、日曜】
クリニック
富田先生
「寝るときに頭痛がする」という訴えは珍しくありません。
身体のリズムと心のバランスの乱れが、夜にだけ痛みを引き起こすことがあります。
当院では、西洋医学と東洋医学の両面から、
原因が数値に出ない不調にもしっかり向き合い、心と身体を整える治療を行っています。
夜の頭痛は、身体が“休み方”を忘れているサインかもしれません。
睡眠と心身のリズムを整えることで、痛みのない夜を取り戻しましょう。
富田先生