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寝るときに頭痛がする

良くならない不安に次の一歩を│ほっとかろやか » 頭が痛い(頭痛)ときの状況から考えられる原因や対処法を知る » 寝るときに頭痛がする
もくじ

夜、眠ろうとすると頭がズキズキと痛む。「昼間は平気なのに、寝るときだけ痛くなるのはなぜ?」と不安に感じていませんか?
検査では異常が見つからず、「寝不足や肩こりでは」と言われることもありますが、毎晩のように痛みがあると、眠るのが怖くなってしまう方も少なくありません。

実は、就寝時の頭痛は、血流や姿勢の変化・自律神経の働き・ストレスの反応など、日中とは異なる「夜の身体のリズム」が関係していることがあります。

ここでは、西洋医学と東洋医学の両面から、寝るときの頭痛の原因と向き合い方を解説します。

「寝るときに頭痛がする」場合、一般的に考えられる
病気・診断名

「寝るときに頭痛がする」とき、次のような疾患や状態が関係していることがあります。

  • 緊張型頭痛
    首や肩の筋肉がこわばることで起こる頭痛で、横になったときに血流が悪化して痛みが強くなりやすいです。
  • 片頭痛
    睡眠前後の血管拡張やホルモン変化で起こりやすい頭痛で、寝る前に体温が上がると誘発されることもあります。
  • 睡眠時無呼吸症候群
    睡眠中のいびきや呼吸の一時停止によって酸欠が起こり、頭痛として現れることがあります。
  • 顎関節症・噛みしめ癖
    寝る前の食いしばりや歯ぎしりによって頭やこめかみ周辺の筋肉が緊張することで起こる頭痛です。
  • 高血圧・血流異常
    就寝時の血圧変動が痛みの引き金になることもあります。

これらは、明確な病気として診断されることもありますが、多くの場合、「異常なし」と言われながらも痛みが続く“機能的な不調” が背景にあります。

病院で「異常なし」と言われるときに考えられる要因

医学的に説明がつく要因(身体面)

寝る姿勢や環境の変化によって、頭の血流や神経の働きが一時的に乱れ、頭痛を引き起こすことがあります。

  • 枕の高さや寝具の硬さによる首の圧迫
  • 仰向けでの血流うっ滞、横向き時の神経圧迫
  • 冷えによる血管収縮、または体温上昇による血管拡張
  • 呼吸の浅さや酸素不足(軽い無呼吸)

これらは「形の異常」ではなく、“身体の使い方や環境”が関わる不調です。
数値や画像には現れにくいため、「異常なし」と言われやすいのが特徴です。

心身の反応による要因
(心・自律神経面)

心身の反応による要因

夜間は副交感神経が優位になり、身体がリラックスモードに切り替わります。
しかし、ストレスや緊張、不安が続いていると、この切り替えがうまくいかず、交感神経が過剰に働いたままになり、血管の収縮や筋肉のこわばりが起こります。

  • 「明日への不安」「寝つけない焦り」といった心理的負担
  • 睡眠リズムの乱れによる自律神経のアンバランス
  • 仕事や育児など、ストレスの蓄積
  • 感覚が敏感なHSP傾向の方で、静寂や暗さに逆に緊張する場合

こうした心身の反応による頭痛は、身体と心を同時に整える視点が必要です。

西洋医学の「異常なし」の
壁と東洋医学の役割

西洋医学での「異常なし」の意味

西洋医学で「異常なし」とは、脳や血管に病的変化がないということです。しかしそれは「あなたの頭痛が存在しない」という意味ではありません。

検査では、血管の過敏反応や筋肉の微細な緊張、気温・気圧への反応性など、“機能の乱れ”は数値化されにくく、診断が難しいことがあります。

東洋医学が着目するもの

東洋医学では、「夜は陰が極まり、身体を休める時間」とされます。 そのバランスが崩れると、頭痛や不眠などの不調が起こると考えられています。

  • 気の滞り(気鬱):ストレスによる気の巡りの停滞
  • 血の滞り(瘀血):血流が滞り、痛みや重だるさを感じる状態
  • 陰陽の乱れ:夜に陽が強すぎる(緊張が抜けない)状態

漢方では、「釣藤散(ちょうとうさん)」「加味逍遙散(かみしょうようさん)」「当帰芍薬散」などを体質や症状に合わせて用い、血流や神経のバランスを整えていきます。

一時的な対処法・セルフケア

一時的な対処方法・セルフケア

一時的に症状を和らげる方法として、以下の例があります。

  • 枕や寝具を見直す(首が自然な角度で支えられる高さに)
  • 寝る1時間前はスマホ・PCを避け、照明を暗めにする
  • 寝る前のストレッチや深呼吸で首・肩をほぐす
  • 就寝前のカフェイン・アルコールを控える
  • 部屋を適度に温め、冷えを防ぐ
  • 漢方や温湿布で血流を整える

これらはあくまでも一時的なセルフケアです。繰り返す頭痛には根本的な体質改善やストレスケアが必要です。

「異常なし」と言われてもつらいときは、セカンドオピニオンとして、総合診療ができる医療機関の受診を検討しましょう。

病院にかかるべきタイミング

頭痛が“夜限定”であっても、以下のような症状が気になった場合、放置せず早めに受診しましょう。

例えば…

  • 夜間の頭痛が続いて眠れない
  • 吐き気・めまい・しびれなどを伴う
  • 市販薬が効かない・効きづらくなっている
  • 日中にも頭痛が広がってきた

重大な疾患の除外と同時に、生活習慣やストレスの影響を丁寧に診ていくことが大切です。

受診先の選び方

初めて受診する場合

まずは脳神経内科や頭痛外来で脳・血管の異常を除外しましょう。
「夜だけ痛む」「寝つくときに起こる」など、症状の出方を具体的に伝えることが重要です。

他院で「異常なし」と言われた場合

症状が続く場合は、自律神経・ホルモン・血流のバランスも診ることができる総合診療ができる医療機関へ行くことをおすすめします。
西洋医学で構造を確認し、東洋医学で体質・気血の流れ・心身の調和を整えることで、根本改善を目指します。

夜の頭痛は、身体が“休み方”を忘れているサインかもしれません
新小平クリニック 富田先生
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富田先生

「寝るときに頭痛がする」という訴えは珍しくありません。
身体のリズムと心のバランスの乱れが、夜にだけ痛みを引き起こすことがあります

当院では、西洋医学と東洋医学の両面から、
原因が数値に出ない不調にもしっかり向き合い、心と身体を整える治療を行っています。

夜の頭痛は、身体が“休み方”を忘れているサインかもしれません。
睡眠と心身のリズムを整えることで、痛みのない夜を取り戻しましょう。

新小平クリニック 富田先生
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