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症状があるのに異常なしと言われた

良くならない不安に次の一歩を│ほっとかろやか » 症状があるのに異常なしと言われた
もくじ

このページでは、新小平クリニックが、「検査では異常なしと言われたのに、体調がすぐれない」という方へ向けてお話しします。

医療の現場で、「検査は問題ないと言われたけれど、どうしても不調が続く」「気のせいだと言われてしまった」と悩まれる方は少なくありません。
身体の働きは、数値だけでは測れない“バランス”によって成り立っています。

私たちは、西洋医学と東洋医学の両面からそのバランスの乱れを見つけ、一人ひとりに合った改善方法を探していきます。

異常なしと言われるのに
症状が出るのはなぜか

「異常なし=健康」とは限りません。

画像検査や血液検査は、主に臓器の「形」や「数値」に異常があるかを調べますが、
身体の機能的な乱れ──たとえば自律神経の不安定さやホルモンのアンバランス、血流の滞りなどは、数値ではとらえにくいのです。

また、ストレスや過労、人間関係による緊張、孤独感などの心理的要因が、身体にさまざまな形で表れることもあります。
これは「心身症」と呼ばれる状態で、頭痛・倦怠感・胃腸の不調などを引き起こすことがあります。

東洋医学では、このような不調を「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りが乱れている状態としてとらえます。
西洋医学で見えない原因が、東洋医学の視点では“気の滞り”や“血の不足”として説明できることも少なくありません。

つまり、あなたが感じている「不調」は、身体が発している大切なサイン。決して“気のせい”ではないのです。

検査ではとらえられない
代表的な要因

異常が見つからない不調には、次のような要因が関係していることがあります。

例えば…

自律神経の乱れ

生命維持のために働く自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は、緊張時・興奮時に機能し、体を活性化させる神経であり、副交感神経はリラックス時に働く神経です。
この2つの神経がバランスを取って正常な状態を維持しています。

自律神経のバランスが乱れる代表的な原因はストレスです。
ストレスに対処するために体が戦闘モードになって交感神経が活性化します。
ストレスがかかる状態が長く続き、交感神経が活性化している状態が続くと、心身が限界を迎えてしまい、自律神経が乱れて、体温・血圧・消化機能のバランスが崩れ、様々な不調を引き起こします。東洋医学では「気の巡りの滞り」と表現します。

ホルモンバランスの変化

特に女性はエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの分泌量が、月経周期、加齢、妊娠、ストレスなどによって変動し、心身に様々な影響を及ぼします。
更年期や甲状腺の働きなど、わずかなホルモンバランスの変動でも倦怠感や気分の不調を引き起こすことがあります。

血流障害(冷え・瘀血)

身体が冷えることで血流が滞り、肩こりや頭痛、月経不順など、全身の不調につながることがあります。

栄養バランス・ミネラル不足

鉄・マグネシウム・ビタミンなどの欠乏は、慢性的な疲れや集中力低下、貧血などを招きます。

睡眠リズムの乱れ

浅い眠りや寝不足などの睡眠の質の低下が続くと、自律神経が乱れたり、精神的ストレスを引き起こしたり、体の回復機能が低下したりと、さまざまな不調を誘引します。

ストレス・心理的要因

人間関係、仕事、将来への不安など、ストレスや不安が心身の不調として表れます。

腸内環境の悪化

腸は「第二の脳」とも呼ばれ、免疫やメンタルにも深く関わります。
食生活の乱れ、精神的ストレス、睡眠不足、運動不足などの要因で腸内環境が悪化し、便秘や下痢、お腹の張り、肌荒れ、免疫力の低下など、様々な不調を引き起こします。

環境刺激(気圧・化学物質など)

気圧の変化、香料、化学物質、電磁波、騒音、照明など、現代社会特有の刺激も心身に影響を与えます。

これらの多くは、西洋医学では「異常なし」とされる領域ですが、東洋医学では「体の巡り」や「内外のバランスの乱れ」として治療対象になります。

異常なしと言われやすい
代表的な疾患・状態

以下のような状態は、検査では異常が見つかりにくいものの、確かに“体の機能が乱れている”サインです。

自律神経失調 ストレスや生活リズムの乱れにより、体温・血圧・心拍が不安定になる
機能性ディスペプシア 胃カメラで異常がないのに、胃もたれ・食欲不振が続く
過敏性腸症候群 腸の動きが乱れ、腹痛や下痢、便秘を繰り返す
慢性疲労症候群 休んでも疲れがとれず、原因不明の倦怠感が続く
心身症 心理的ストレスが体の症状として出る状態
線維筋痛症 全身の痛みが長く続くが、検査で原因が見つからない
気象病(天気痛) 気圧や天候の変化で頭痛や倦怠感が出る
HSP体質による反応 感覚が鋭く、環境の刺激に体が反応しやすい

このような症状は、体質や環境、心の状態が複雑に関係しています。
当院では、これらを「身体と心の両面から診る」ことで、改善の糸口を探っていきます。

症状別:受診すべき診療科

以下は、症状ごとに初めに相談しやすい診療科と、その後のステップの一例です。

症状 初診におすすめの診療科 “異常なし”だった場合の次のステップ
発熱が続く 内科・感染症科 慢性炎症や免疫のバランスを総合診療科で確認
頭痛 脳神経内科・頭痛外来 自律神経・ホルモン・気象の影響を総合診療科で再評価
全身倦怠感 内科・内分泌科 栄養・甲状腺・睡眠・ストレスの関係を再確認
気分の落ち込み 精神科・心療内科 身体の不調(ホルモンや血流)の影響も総合診療で確認
関節痛 整形外科・リウマチ科 血流や冷え、自律神経との関連を検討
めまい 耳鼻科・神経内科 自律神経失調・血圧変動・ストレスの影響を確認
腹痛・下痢 消化器内科 過敏性腸症候群や腸内環境の乱れを評価
胸痛・動悸 循環器内科 不安・自律神経の過剰反応を確認

検査で「異常なし」と言われても、症状が続く場合は総合診療科を受診してみてください。
総合診療科では、臓器の枠を越えて体全体を見渡し、生活・環境・心の状態まで含めて原因を探ります。

また、東洋医学の考え方を併用することで、「見えない不調」を“整える”治療が可能になります。

※セカンドオピニオンとは?

セカンドオピニオンとは、現在の診断や治療方針について、別の医師の意見を聞くことです。
転院ではなく、「納得して治療を進めるための相談」として行うもので、最初に診てもらった医師への“裏切り”にはなりません。
特に以下のような場合には、セカンドオピニオンを検討するとよいでしょう。

  • 検査で異常がないのに症状が続く
  • 診断や説明に納得できない
  • 薬を飲んでも改善しない

異なる専門科、あるいは西洋医学と東洋医学の両面から診てもらうことで、新たな原因や治療の糸口が見つかることがあります。
当院では、体の不調だけでなく、心の状態・生活環境・体質まで含めた総合的な視点で、「異常なし」とされた症状にも丁寧に向き合っています。

原因が分からない不調ほど、
丁寧に耳を傾ける
必要があります
新小平クリニック 富田先生
新小平
クリニック
富田先生

「検査では異常なし」と言われても、症状があるなら相談して構いません。
それは、体があなたに発している“バランスの乱れ”のサインかもしれません。
放っておくと慢性化したり、心の不調につながることもあります。
また、まれに重大な病気が隠れている場合もゼロではありません。

症状を「我慢する」よりも、「一緒に探していく」ことが大切です。
私たちは、西洋医学と東洋医学を組み合わせ、一人ひとりの体質や生活に合わせた治療を行っています。
数値に出ない症状でも、必ず身体には理由があります。あなたの“違和感”を無視せず、遠慮なくご相談ください。

新小平クリニック 富田先生
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