朝になるとおなかが痛くなり、会社や学校に行けない——。
行こうとするだけでお腹がキリキリする。
病院で検査を受けても異常が見つからず、「気のせい」「ストレスでしょう」と言われてしまう。
そんな経験をしている方は少なくありません。
実はこのような腹痛は、腸と脳が密接に関係している「心身の反応」であることが多く、
身体の異常だけでなく、心の状態や生活リズムが深く関わっています。
ここでは、西洋医学と東洋医学の両面から、「行こうとするとおなかが痛くなる」原因と対処法を解説します。
「会社や学校に行こうとするとお腹が痛い」場合、環境や心理的なプレッシャーに腸が反応している可能性が高いとも言えますが、正確な診断や対処が必要です。 安易に自己判断せず、医師に相談してください。
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど神経が密集しており、ストレスに非常に敏感です。
下記のような要因によっても、腹痛を引き起こします。
これらは画像や血液検査に出にくく、“機能的な腹痛”として扱われます。
一見健康そうに見えても、腸が過敏になっていることで、痛みや張りを感じやすくなるのです。

朝、会社や学校に行くことを想像しただけで腹痛が起きる――それは、脳が「行きたくない」という感情を腸に伝えているサインかもしれません。
例えば、以下のような要因によって、心のストレスが身体に現れる“脳腸相関”という現象が起こります。
このようなケースでは、心の緊張をほぐし、自律神経のバランスを整えることが改善への近道です。
医師に「器質的異常がない」と言われる場合、臓器に病気はないという意味です。
しかし、機能の乱れ、特に腸の動き・血流・自律神経のバランスまでは検査では分かりません。
東洋医学では、「気(エネルギー)の流れ」や「内臓の冷え」「感情の滞り」を重視します。
漢方では、「半夏厚朴湯」「六君子湯」「加味逍遙散」などを体質に合わせて処方し、心身の緊張をやわらげながら腸の働きを整えます。

ご自身で一時的に症状を和らげる対策としては、以下のような方法があります。
これらはあくまで一時的な予防や緩和には役立ちますが、同じような腹痛が繰り返す場合は、根本的な体質・心理的ストレスへの対応が必要です。
以下のような場合は、まず内科や消化器内科で検査を受けましょう。
内臓に異常がない場合でも、総合診療科で心身両面からの評価を受けることが改善への第一歩です。
大きな病気が隠れている場合もありますので、まずは、内科・消化器内科で基本的な検査を受けましょう。
その際、「いつ・どんな場面で痛くなるか」を記録して伝えるとよいでしょう。
自律神経・ストレス・生活習慣の影響を見直すために、西洋医学+東洋医学を組み合わせた総合診療科の受診をおすすめします。
身体と心の両面から整えることで、症状の緩和や再発予防が期待できます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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| 8:30〜19:30 | ● | ● | ● | ● | ○ | □ |
| 担当医 | 院長 | 院長 | 院長 | 院長 | ※ | 院長 |
○:金曜日の診療時間は9時〜12時、13時半〜17時
□:土曜日の診療時間は13時半〜19時半
※:国立精神・神経医療研究センターからの派遣医師による診療
【休診日:土曜午前、日曜】
クリニック
富田先生
「会社や学校に行くと(行こうとすると)お腹が痛い」というのは、心と身体が発しているSOSかもしれません。
腸は感情と深くつながっているため、無理をせず、心身を一緒に整えることが大切です。
特に朝の腹痛は“気持ちを抑え込んでいる”サインのこともあります。
心と身体を一緒に診ることで、安心して日常を取り戻すことができます。
富田先生