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検査で異常なしと言われたら次に何をする?

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もくじ

「検査では異常なしと言われたけれど、症状は続いている」「もう病院に行かなくてもよいのか、別の病院に行くべきなのか分からない」――そんな不安を抱えていませんか?

検査で異常が見つからなかったことは、重大な病気の可能性が低いという意味では大切な安心材料です。
一方で、症状が残っている場合、「では、このつらさは何なのか」と迷ってしまう方も少なくありません。

大切なのは、「異常なし=何もしなくてよい」と決めつけず、症状の経過や生活への影響を整理し、必要に応じて次の相談先を考えることです。

ここでは、検査で異常なしと言われた後に確認したいこと、再受診の目安、セカンドオピニオンを検討するタイミングをわかりやすく整理します。

「異常なし」と言われたら、
まず確認したいこと

「異常なし」と言われたとき、まず確認したいのは、何の検査で、何が否定されたのかという点です。

たとえば、頭部CTで異常なしと言われた場合は、脳出血や腫瘍などの大きな異常が見つからなかったという意味です。
血液検査で異常なしと言われた場合は、炎症や貧血、肝機能・腎機能などの一部に大きな異常がなかったという意味になります。

  • どの検査を受けたのか
  • その検査で何が分かったのか
  • どの病気の可能性が低いと言えるのか
  • まだ確認していない検査や診療科はあるのか
  • 症状が続く場合、いつ再相談すればよいのか

「異常なし」と言われても、すべての病気が完全に否定されたわけではありません。
検査で分かったことと、まだ分かっていないことを分けて考えると、次の行動を決めやすくなります。

※「異常なし」は「症状がない」という意味ではありません

検査で異常なしと言われると、「気のせいなのでは」と感じてしまう方もいますが、そうとは限りません。

検査は、画像や数値で確認できる異常を見つけるためのものです。自律神経の乱れ、筋肉のこわばり、睡眠不足、ストレス反応、体質の偏りなどは、検査結果に表れにくいことがあります。

そのため、異常なしと言われても症状が続く場合は、症状の出方や生活背景、心身の状態を含めて見直すことが大切です。

検査で異常なしと
言われた後にすること

検査で異常なしと言われた後は、ただ我慢するのではなく、症状の経過を整理しながら次の行動を考えましょう。

  • 症状の記録をつける
    いつ、どんな場面で、どのくらいの強さで症状が出るのかをメモします。食事、睡眠、天気、ストレスとの関係も手がかりになります。
  • 検査結果や説明内容を整理する
    「何が異常なしだったのか」「今後どうすればよいと言われたのか」を書き出しておきましょう。
  • 生活への影響を確認する
    仕事や学校、家事、外出、睡眠にどのくらい支障が出ているかを整理します。
  • 症状が続く場合は再相談する
    痛みや不調が続く、悪化する、生活に支障がある場合は、同じ医師に再相談するか、別の診療科・医療機関を検討します。
  • 別の視点から相談する
    検査で分かる異常だけでなく、自律神経、体質、ストレス、睡眠などを含めて見てくれる医師に相談することも選択肢です。

「異常なし」と言われた後に大切なのは、症状を放置せず、経過を見ながら次の相談につなげることです。

再受診したほうがよいサイン

一度「異常なし」と言われていても、症状の状態が変わった場合は、再度受診が必要になることがあります。

  • 症状がだんだん強くなっている
  • 症状の頻度が増えている
  • 発熱、体重減少、血便、黒い便などを伴う
  • 突然の激しい頭痛や胸の痛みがある
  • 息苦しさ、動悸、意識がぼんやりする症状がある
  • 手足のしびれ、麻痺、ろれつが回らないなどの症状がある
  • 食事や睡眠が大きく乱れている
  • 仕事、学校、家事、外出に支障が出ている

特に、突然の強い痛み、麻痺や意識障害、血便や黒い便、強い息苦しさなどがある場合は、早急な受診が必要になることがあります。

「前に異常なしと言われたから大丈夫」と決めつけず、症状が変化したときは改めて相談することが大切です。

同じ病院にもう一度行く?
別の病院に行く?

同じ病院に再相談したほうがよい場合

まずは、前回診てもらった医師に再相談することで、経過をふまえた判断がしやすくなる場合があります。

  • 前回の検査から日が浅い
  • 医師から「様子を見て、続くようなら来てください」と言われている
  • 症状の変化を同じ医師に伝えたい
  • 追加検査や薬の調整について相談したい

同じ病院に行く場合は、「まだ症状が続いている」「生活に支障が出ている」「前回とここが変わった」と具体的に伝えましょう。

別の病院・別の診療科を
検討したほうがよい場合

一方で、同じ診療科だけでは原因が見えにくい場合もあります。
次のような場合は、別の病院や別の診療科に相談することも選択肢になります。

  • 複数回受診しても原因が分からない
  • 説明を受けても納得できず、不安が残っている
  • 症状が複数あり、どこに相談すべきか分からない
  • 頭痛、腹痛、動悸、吐き気、だるさ、不眠などが重なっている
  • 心療内科に行くべきか、内科でよいのか迷っている
  • 西洋医学の検査だけでなく、体質や生活背景も含めて見直したい

別の病院に行くことは、今の医師を否定することではありません。
別の視点から意見を聞き、納得できる次の一歩を探すための方法です。

症状をうまく伝えるための準備

異常なしと言われた後に再相談する場合、症状を整理して伝えることがとても大切です。

うまく話そうとしなくても、次のような内容をメモしておくだけで、医師に伝わりやすくなります。

  • 症状はいつからあるか
  • どんなときに悪化するか
  • どのくらいの頻度で出るか
  • 症状が出る時間帯はあるか
  • 食事、睡眠、天気、ストレスとの関係はあるか
  • 市販薬や処方薬を使ったか
  • 仕事・学校・家事・外出にどんな影響があるか
  • 前回の受診後に変わったことはあるか

完璧に説明する必要はありません。
「困っていること」「不安なこと」「生活でできなくなっていること」をそのまま伝えることが、診察の手がかりになります。

心身の反応による要因
(心・自律神経面)

心身の反応による要因

検査で異常なしと言われても症状が続く場合、心身の反応や自律神経の乱れが関係していることがあります。

ストレスや疲労、不安が続くと、身体は緊張状態になりやすくなります。
その結果、頭痛、腹痛、動悸、吐き気、だるさ、喉のつかえ、不眠など、さまざまな症状として現れることがあります。

  • 「また症状が出るかも」と不安になる
  • 原因が分からないことで、さらに緊張が強まる
  • 眠りが浅くなり、疲れが取れにくくなる
  • 身体の小さな変化に敏感になる
  • 外出や仕事、学校への不安が強くなる

このような状態では、症状そのものへの不安が、自律神経をさらに乱すという悪循環が起こることがあります。

症状を改善するには、検査結果だけでなく、心身の緊張や生活リズム、ストレスの背景も含めて見直すことが大切です。

西洋医学の「異常なし」の
壁と東洋医学の役割

西洋医学での「異常なし」の意味

西洋医学の検査は、炎症、腫瘍、出血、感染症、臓器の異常など、画像や数値で確認できる病気を見つけることに優れています。

そのため、検査で異常なしと言われたことは、重大な病気の可能性が低いという意味では安心材料になります。

一方で、自律神経のアンバランス、筋肉のこわばり、冷え、睡眠不足、ストレス反応、体質の偏りなどは、検査結果に表れにくいことがあります。

つまり、「異常なし」は「つらさが存在しない」という意味ではありません。
検査で分かる異常と、検査では見えにくい不調を分けて考えることが大切です。

東洋医学が着目するもの

東洋医学では、症状を出ている場所だけでなく、身体全体のバランスや体質、生活環境との関係から捉えます。

  • 気の滞り
    ストレスや緊張が続き、気の巡りが滞ることで、頭痛、喉のつかえ、腹痛、胸のつかえなどにつながることがあります。
  • 血の巡りの悪さ
    冷え、肩こり、目の疲れ、慢性的な痛みなどがある場合、血流の停滞が関係することがあります。
  • 水の滞り
    むくみ、めまい、頭重感、だるさ、雨の日の不調などがある場合、水分代謝の乱れが関係することがあります。
  • 冷えや胃腸の弱り
    疲れやすい、食欲がない、下痢しやすい、身体が冷えやすい場合、胃腸の働きやエネルギー不足が影響していることがあります。

西洋医学で重大な病気を確認しながら、東洋医学的に体質や巡りを整えることで、症状が出にくい状態を目指せることがあります。

セカンドオピニオンを
検討するタイミング

検査で異常なしと言われても症状が続く場合、セカンドオピニオンを検討することも選択肢です。

セカンドオピニオンは、主治医を否定するためのものではありません。
現在の診断や説明をふまえたうえで、別の医師の意見を聞き、納得して次の一歩を考えるための相談です。

  • 説明を受けても不安が残っている
  • 症状が続いているのに、次の方針が分からない
  • 同じ薬や治療を続けても改善が見られない
  • 複数の症状があり、どこに相談すべきか分からない
  • 心と身体の両面から見直したい
  • 西洋医学と東洋医学の両方の視点で相談したい

セカンドオピニオンを受ける場合は、これまでの検査結果、薬の情報、症状メモを持参すると、相談がスムーズになります。

受診先の選び方

症状がはっきりしている場合

症状が特定の場所に限られている場合は、その症状に合った診療科で再相談する方法があります。

  • 頭痛・めまい:脳神経内科、脳神経外科、耳鼻咽喉科など
  • 腹痛・胃痛・下痢:内科、消化器内科など
  • 胸の痛み・動悸:内科、循環器内科など
  • 喉のつかえ・飲み込みづらさ:耳鼻咽喉科、消化器内科など
  • 不眠・不安・気分の落ち込み:心療内科、精神科など

ただし、症状が複数ある場合や、どの科に行けばよいか分からない場合は、身体全体を見て整理する診療科も選択肢になります。

症状が複数ある・
原因が分からない場合

頭痛、腹痛、動悸、吐き気、だるさ、喉のつかえ、不眠など、複数の症状が重なっている場合は、ひとつの臓器だけでなく、心と身体のつながりを含めて整理することが大切です。

このような場合は、総合診療科や、心身のバランスを診る医療機関に相談することで、症状の全体像が見えやすくなることがあります。

西洋医学で重大な病気を確認しながら、必要に応じて東洋医学的な体質の見立ても取り入れることで、今まで見えにくかった不調の背景が整理しやすくなります。

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