電車に乗ると気持ち悪くなる。あるいは、「乗ろうとするだけで吐き気がしてくる」——そんな経験はありませんか?
酔いやすい体質でもないし、実際に検査をしても異常がなく、薬を飲んでもあまり改善しない。
実はこのような吐き気は、乗り物の揺れや環境刺激に加えて、自律神経や心理的な反応が関係していることが少なくありません。
ここでは、西洋医学と東洋医学の両面から、「電車に乗ると吐き気がする」原因と対処法をやさしく解説します。
吐き気は色々な要因から引き起こされる症状です。
検査で異常がなくても、環境刺激+心理的ストレスの組み合わせで吐き気が生じることがあります。
電車は揺れ・光・音・人混みなど、多くの刺激が交錯する環境です。
例えば、以下のような刺激や要因が、身体の平衡感覚や自律神経に大きな負担をかけます。
これらが重なると、脳が“危険信号”を出し、吐き気や冷や汗といった反応を引き起こします。 脳や内臓そのものの異常ではなく、自律神経の過敏反応によるものです。

「乗ると気持ち悪くなるかもしれない」という予期不安が、実際に吐き気を誘発することがあります。
このような心理的な緊張は、交感神経を刺激し、胃腸の働きを止めて吐き気を感じやすくします。 「心が反応して身体が動く」典型的なパターンです。
西洋医学での「異常なし」とは、脳・胃腸・内耳の障害などの病気はないという意味です。
自律神経の乱れや心身反応の過敏さまでは検査に表れません。
東洋医学では、「気(エネルギー)」や「水(体液)」の巡りが滞ることで、胸や胃のあたりに“つかえ”や“吐き気”が生じると考えます。
漢方では、「半夏厚朴湯」「六君子湯」「柴胡桂枝湯」などを体質に合わせて用い、気の巡りと消化機能を整えながら、心身の緊張を緩めます。

ご自身で一時的に症状を和らげる対策としては、以下のような方法があります。
これらは一時的な緩和には有効ですが、繰り返す場合は体質・自律神経・心理面の見直しが必要です。
以下のような場合は、まず内科・耳鼻科・神経内科で検査を受けましょう。
異常がない場合は、心と身体の両面から総合的に診る総合診療科のある医療機関を受診することをおすすめします。
大きな病気が隠れているケースも否定できませんので、まずは、内科・耳鼻科で平衡感覚や消化器に異常がないか、検査を受けましょう。
この場合、「いつ・どんな場面で吐き気が出るか」をメモしておき、医師に伝えましょう。
自律神経・心理的ストレス・体質をあわせて診るクリニックでのセカンドオピニオンが有効です。
西洋医学+東洋医学の両面から、血流・神経・心の反応を整えます。
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| 担当医 | 院長 | 院長 | 院長 | 院長 | ※ | 院長 |
○:金曜日の診療時間は9時〜12時、13時半〜17時
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※:国立精神・神経医療研究センターからの派遣医師による診療
【休診日:土曜午前、日曜】
クリニック
富田先生
「電車に乗ると吐き気がする」——それは身体の弱さではなく、
敏感に反応する神経が過負荷を感じているサインかもしれません。
“気のせい”ではなく、身体がストレスに反応している状態です。
心と身体をあわせて診るクリニックでのセカンドオピニオンが有効です。
我慢せず、心と身体の両面から原因を整理していきましょう。
富田先生